スタッフの嘆き節

スタッフの嘆き節
102(^^)②

 こんにちは!スタッフの浅井です。今回は前回のお話『(^^)①』の続きです☆

 

前回、笑うことで感染細胞を破壊するNK細胞の働きが活性化するようだということを述べました。

 

そこで、笑うことで免疫系統が活発になりすぎたら自己を攻撃してしまうのでは?という疑問が生まれました。

 

なんとありがたいことに、どうやらその心配はいらないようです、、、!

 

免疫系統のなかには感染物質を探知し、破壊するためのSOSを発信するヘルパーT細胞があります。事件が起きたら110番通報を行う係のようなイメージですかね。

またそのSOSを受け取って感染細胞を破壊するキラーT細胞もあります。こちらは、110番通報にかけつけ犯人を逮捕する警察官といったところでしょうか。

この2つの細胞の割合が一定であれば特に問題はないのですが、片方に極端な増減があると感染症にかかりやすくなったり、反対に無害な細胞まで攻撃してしまったり免疫機能に異常が生じてしまいます。

 

例えば、事件が沢山起きているのに通報がなく、警察官が出動できず、事件を起こりまくってしまったら大変ですよね(^-^;

逆に通報に対して大量の警察官がやる気マンマンで出動し、関係ない人まで逮捕されてしまっても困ります(^-^;

 

したがって免疫系統においては、“攻撃すべきところのみを過不足なく”というバランスがとても重要になってきます。

 

90年代の実験ではあるのですが、実際にこの免疫系統の比率が、漫才や漫談を鑑賞することで、正常値に合わせて上・下方ともに修正されるという結果を示すものがあります[伊丹仁朗 ほか:笑いと免疫能.心身医学.34(7),565-571,1994.]。

 

笑うことで免疫系統のバランスが整う可能性があるということですね!

まるで、下していてもお通じがなくても効果があるリンゴの整腸作用のようです()

 

 とはいえ、これらの研究は時代や国境を越え研究され続けており、いまだ発展途上のテーマとも言えます。

笑い・ユーモアの定義・尺度が研究によって異なる点、健康な人に対する研究が多い点などから、まだ医療に応用することは難しく、その効果自体も断言しきれない部分があるようです。

 

 ここからは私の勝手な妄想になりますが()

我々がまだ動物に近かった頃は、敵がいるような場面で笑うことをリスキーだと捉え、安心・安全な環境においてのみ笑うことを覚えたのではないでしょうか。

だから今でも笑える環境=リラックスできるセーブポイントといった感じで、心身ともに回復に向かうのかなあなんて考えてみました(^-^;

 

 私にとってもちょっと難しい話&長くなってしまい、なんだかすみません(*_*)

お詳しい方がいらっしゃれば是非ご教授をお願いいたしますm(_ _)m

 

何はともあれ1年の疲れがどっと出やすい12月、笑顔で締めくくりたいものですね(^o^)

 

amabie_dance[1]

 

 

«一覧に戻る

上に戻る