院長の独り言

院長の独り言
30.肋骨骨折(ロッコツコッセツ)

高校の、確か体育祭の棒倒しの時、人がごちゃごちゃして訳のわからない状況で初めて肋骨を骨折しました。

 

以来何か、ちょっとしたことで痛めやすくなってしまいました。

 

 

5月のフットサルで久しぶりにやってしまいました。涙

ボールを奪いに行った相手の肘が不意に肋骨に入り、古傷をまた痛めてしまいました。

 

 

肋骨の骨折はレントゲン写真でも写らないことが多いです。

したがって本院では病院で「骨折ではない」と診断を受けた方に対しても、症状に応じて骨折に順じた治療を行います。

 

一般的な肋骨骨折の治療は患部の固定、安静、冷却です。

私が初めて肋骨を痛めた高校生の時は、湿布での冷却とさらしを用いて固定をするだけの治療でした。

今にして思えばこの治療が悪かったために以降痛めやすくなってしまったのだと思います。

 

 

現在本院での肋骨骨折の治療は一般的な治療より大きく進化しています。

冷却には “境界層メッシュ”と言う組織の修復能力を高める構造医学のテープを用います。

メッシュ構造のため患部の熱を非常に効率よく放散し、冷却効果もある優れモノです。

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安静、固定には専用のバンドを用います。

伸縮性もあるので長く着けていてもさらしより付け心地が良いです。

多少ずれてしまうことはありますが、さらしのように緩んでしまうこともありません。

一人での着脱も簡単なのは便利なのですが、外してはいけない時にも外せてしまうというデメリットはあります。

 

 

本院ではこれらに加えてしっかり治すために、さらに3つのことを行います。

1つ目は微弱電流による電気治療です。

身体に感じないほどの微弱な電気を患部に流すことで骨癒合(折れた骨がくっつくこと)を促進します。

 

2つ目は構造医学のローラーを用い、患部周辺の筋肉などの機能を改善します。

 

3つ目は肋骨と背骨など、患部周辺の関節の機能を改善します。

 

 

この3つの治療、きっちりやるとやらないとでは予後が大きく異なります。

ちなみに私は肋骨を痛めた患者様にこの治療を行うことはあるのですが、私が肋骨を痛めた時にこの治療を受けたことがありません…

 

おかげで良くなったと思った6月の終わりに、サッカーでまた軽くぶつけてしまい痛めてしまいました。涙

 

面倒臭がっていてはいけないという教訓となってしまいました。

 

 

 

今の時期は蒸し暑く、バンドが痒くなってしまいます。

また仕事中にバンドが少し動いてしまうので、時々バンドの位置を自分で直しています。

 

しかしその様はブラジャーを直すいい歳したおっさん

違いますからね!笑

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勘違いされないためにも、二度と痛めることの無いよう、今度はちゃんと治療しようと思います!

 

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