院長の独り言

院長の独り言
158.呼吸トレ

少しずつ秋が深まっていきますね。

都内でも落ち葉が酷く、街路樹の整備をしている方々には頭が下がります。

さて、今回の歩行view pointです。

           

写真を撮っていると落ち葉が舞い、その様子を撮影したかったのですが…

それはうまくいきませんでした^^;

また水場のあるpointですが、どこかお分かりになりますでしょうか?

 

前回の歩行view point答え合わせです。

前回は早稲田駅の南にある夏目坂でした。

写真を拡大してよく見ると答えが出てると指摘されましたが^^;

 

接骨院からは前々回の胸突坂よりも遠く、なかなか歩いていけないのが残念なところです。

この坂は名前の通り夏目漱石に所縁があり、坂の下には誕生の地の碑があります。

   

坂に沿ったところではないのですが、この坂から少し東の住宅街には漱石山房記念館があります。

新宿区立漱石山房記念館 (soseki-museum.jp)

ここは漱石が晩年を過ごした地だそうです。

今回は歩行をちょっとお休みして呼吸のお話。

先日家の大掛かりな片付けをしました。

埃っぽいところも行いましたし、重い物を移動することもやりました。

 

力作業をしたので首肩、腕から胸など筋肉がガチガチになっていて、胸郭も固められてしまったようでした。

そして久しぶりに夜に呼吸が苦しく眠れなくなってしまいました。

 

そう、水泳を辞めてから呼吸器系が弱いんです。涙

横になっていても息苦しくて眠れないので、お風呂で湯船にしっかりつかりました。

午前5時頃の話です(><)

 

湯船に鼻まで(出来れば頭まで深く)浸かって息をブクブクと息を吐ききって頭を上げて息を吸い、またブクブク…と繰り返し。

湯船にしっかり浸かると(深ければ深いほど)胸郭に水圧がかかります。

こうすることで開いて動きの悪くなった胸郭がしぼみやすくなります。

 

胸郭は息を吸うと膨らみ、吐くとしぼむようになっています。

ただ膨らますことは意識的に出来てもしぼませることは意識してもなかなか出来ません。

息を吐くと同時にしぼむ様な状態にしておかなければならないのです。

 

そこで息を吐く時に水の力(水圧)を借りて胸郭がしぼむようにしてもらうのです。

 

この日、最初に鼻から空気を抜こうとしてもブク.ブクの2回位しか泡が出ませんでした。

息を吐いても胸郭がしぼんでくれません。

 

また埃を吸い込んでしまったのか、肺の内部の換気能力(肺での空気交換能力)も落ちていたのだと思います。

根気よく何度も繰り返し、ようやくブクブク.ブクブクと、少し息が吐けるようになりました。

 

お風呂の湿気で呼吸器が潤されたことも相まって、この日は6時過ぎにはなんとか寝ることが出来ました。

翌日、翌々日とお風呂で同じことを繰り返すと徐々に胸郭も動くようになりました。

2日後にはブクブクブクブク……と普通に息が吐けるまでに回復しました(^^)

 

そうそう、接骨院でほぐす程度のトレーニングを行ったのも回復の力になったと思います。

 

 

呼吸についてはこのホームページの中に詳しくありますので、そちらもご参考頂けましたら。

呼吸 | きくち接骨院 (ktc-web.net)

本院では胸郭の動きを出す治療も行っています。

 

ただご自身でもプールや湯舟を使って少しずつ胸郭の動きを出していくことが出来ます。

ポイントは出来る範囲で深い所に身体を沈めて(水圧をかけて)呼吸する(息を吐く)ことです。

なお実際に行う際、最初は誰かに見ていてもらうなど安全には十分気を付け下さい。

 

接骨院にも普段から呼吸が浅く、お困りの方が沢山いらっしゃいます。

咳や痰(タン)で呼吸の苦しい方にも意外に力になるかもしれません。

ご参考にして頂けましたら幸いです☆

«一覧に戻る

上に戻る