院長の独り言

院長の独り言
2.運?!

夏場は接骨院の休診が多く、皆様には大変ご迷惑おかけいたしました。

休診時は契約チームの合宿・試合帯同をしていました。今年の大きな試合は国体で一段落しましたので、最近はシーズンを振り返って反省し、新たなシーズンへ備えるといったことをしています。

 

今シーズンは良い結果もたくさんありました。しかし惜しい場面もたくさんありました。予選が終わって補欠1番となる選手が多かったり、予選は通過しても9位(入賞は8位まで)だったり、優勝を逃したり、あと少しで日本代表入りを逃したり・・・。一番悔しいのは競技レベルに関係なく、技術も体力もコンディションも最高に高めたつもりなのに自己記録更新を逃したケースでしょうか。

私の関係したチーム・選手にこうしたケースが続き、とても残念でした。帯同したチームの一つではあまりに流れが悪いので、盛り塩をしたり神社へお参りに行ったりしたコーチも居ました。

ただ私も詳しくは知りませんが、神社のお参りや盛り塩にも守るべき作法がいろいろとあるそうです。盛り塩では食塩はダメで、粗塩でなければいけないなそうです。神社での「二拝二拍手一拝」というのも代表的な参拝作法ですね。

盛り塩は詳しい方がやったので問題はなかったかもしれませんが、神社のお参りには問題があったかもしれません。直前合宿が外国で、そこで使い切れなかった外国のコインや紙幣を賽銭箱に入れたり、お賽銭を人からもらったお金で行った人が居たりしたからです。そういう私も選手のケアに時間を取られて神社にすら行かなかったのですが・・・。

 

かつてオリンピックの金メダリストから運が開けるためにいろいろなことをした経験談を聞きましたし、実際にそういったことの効果もあると思うことは多々あります。しかし今回行った神頼みは、そのやり方もいい加減だったので勝利の女神が突き放すのも無理はないような気がします。やるならやるなりに、間違いのないきっちりとしたことをやれば良かったように思います。

シーズンを終えて、トレーナーとして必要なことを見落としなく、過不足なく、正確に行えていたのだろうかと自問自答を繰り返してみました。すると残念ながら、これが問題点だったのかなと思い当たる節が出てきます。その場その場では精一杯のつもりでも、後になると兆候を見逃していたのかもしれないと、後悔の念が積もります。選手・コーチの皆さんに申し訳ない思いが込み上げてきます。

 

パフォーマンス(競技力)は心技体揃って高まるものだと言われています。神頼み以前の、トレーナーとして高めることの出来ることをまずはきっちり行って、来年は反省点が出てこないように頑張らないといけないなぁと強く思いました。

国体のプール

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