院長の独り言

院長の独り言
138.腕振り②

最近めっきり秋らしくなってきましたね。

歩行を行うにはもってこいの陽気です^^

 

さて、前回の写真は坂マニアには超有名な「のぞき坂(別名胸突坂)」です。

地元の人は「富士見坂」と呼んでいる人が多いかもしれません。

この辺りで一番きつい坂(恐らく都内で1番です)と言えばお分かり頂けるかと思います。笑

 

接骨院からは坂の下まで徒歩15分くらい。

雑司が谷駅3番出口を出て目白通りを南に横切った先に坂の頂上があります。

Wikipediaにもあるくらい有名な坂です。ご参照下さい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%8D%E5%9D%82

 

さて、今回は接骨院から徒歩だと30分以上かかるのでおおよその場所はお教えします。

池袋周辺です!

この辺りからご来院の方もいらっしゃるので、分かる人には簡単かと思います^^

 池袋堀之内橋1

 

前回は歩行における腕振り、特に後方へ振った時の肩甲骨の動きの話でした。

 

歩行では体幹の中心にある骨盤、背骨から前に進みます。

これに対して後ろへの腕振りによって肩は後方に向かいます。写真①

 

写真①は右腕を後ろへ振った時を頭上から見た様子と思って下さい。

 

右半身では肩を構成する鎖骨、肩甲骨、上腕骨の動きを表しています。

左半身の印は背骨、肋骨の胴体、いわゆる体幹の様子です。

 

体幹はほとんど回らないで肩甲骨・鎖骨から動くことで腕振りを行うのが理想です。

こうした腕振りだと、肩自体の前後の移動は大きくなりません。

マラソン中継などでトップランナーの前半の走りでは体幹がブレず、ナンバーカードが動くことなく走っているのと同じイメージです。

 

肩を後ろに引くために、肩と背骨の間にある背中の筋肉は収縮します。写真②

逆に前へ腕が戻る際、背中の筋肉は緩みます。(ストレッチされる程は動きません)

 歩行中の体幹、背中まとめ

 

後ろから前への腕振りは、行進するおもちゃのように大きく振り上げることはしません。

胸筋や腕の筋肉を収縮させて前へ腕を振り上げるのではないということです。(写真③青矢印は筋の収縮、背中を丸める方向を示しています)

このような筋群を強く収縮させ、硬くしてしまうと肩甲骨、鎖骨や脊柱が前に引っ張られ、背中が丸くなってしまうからです。写真④

 

前方への腕振りは、後ろへの腕振りで伸張された胸・肩・上肢など身体前面の筋肉のテンションが、解放される程度が良いでしょう。(写真③赤矢印は筋が緩み、脊柱が起きてくる方向を示しています)

 

以上のこと全てを一気に意識することは困難でしょう(><)

イメージするなら前回お話しした肩甲骨の動きが良いかもしれません。

すなわち後ろへの腕振りの際体幹は動かさず、肩甲骨が内側へ回旋を伴いながら動くとイメージして下さい(^^)/

 

今回は腕振りに伴う体幹、筋肉の話でした。

少しずつマニアックな話になってきましたね^^;

まだまだ深掘りしていきます!

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