スタッフの嘆き節

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125.当院の治療

こんにちは!スタッフの竹内です!

前回は捻足関節捻挫の治療法についてお話させて頂きました。

 

今回は後療法と当院で行っている治療をご紹介すると言っていました。

しかしかなり長くなってしまうため、申し訳ありませんが後療法の中の手技療法と当院で行っている治療についてお話させて頂きます。

 

まず、手技療法とは主に接骨院での治療のメインとして使われているものです。

薬やサプリメント、器械や道具、鍼、灸などを一切使わずに手を使って行います。

 

手技療法の種類としては、関節に圧をかける・身体の他動的操作など他にも沢山の種類があります。

また、当院では行っていませんがマッサージも手技療法になります。

 

沢山の種類の中から患者の身体状態に対して治療手技を選択し、患者の身体状態の変化・回復に合わせて手技を取捨選択していきます。

 

 

当院の捻挫治療で最も重要なものも手技療法に分類される整復になります。

 

整復とは一般的に骨折や脱臼した際にみられる骨と骨のズレ(転位)を元の状態に戻すことです。

当院では捻挫した際微妙にずれた骨配列を元に戻し、荷重軸も整えるために整復を使っています。

 

本来あるべき場所に骨が納まることで痛んだ靭帯や関節面、周辺組織の修復が早くなります。

また、荷重軸を整えることでと体重をかけられなかったものがその瞬間から、出来るようになります。

ただ、安静を保っているつもりでも関節の安定機構である靭帯が捻挫により、緩んでいるため骨の配列は崩れやすくなります。

 

そこで治療のたびに、骨配列が崩れている際は整復を繰り返します。

このようにして整復を繰り返すことで効果的な治療となります。

 

しかし、実際に行っている接骨院はあまり多くないようです。

 

↓足関節の整復の様子

その他には操体法を行っています。

 

操体法とは簡単な一定の動きを呼吸と合わせて行う運動です。

運動と言っても力は不要で、いかにリラックス出来るかというところにポイントがあります。

 

状態によって行う運動の種類や方向を選択して行い、筋肉などの緊張をほぐし、バランスを整えます。

その結果、歪んだ身体、姿勢が改善されていきます。

 

足関節捻挫の場合では、仰向けで足首の曲げ伸ばし(屈曲、伸展)を行います。

 

皆様も「はい。息を吸ってー はい!息を吐きながら蹴って!」というような言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

これが操体法になります。

最後に足関節捻挫をしやすい人は、骨盤・股関節の動き、柔軟性の低い人が殆どです。

足関節捻挫は瞬間的に足首を捻られることで受傷します。その際柔らかい人は骨盤・股関節が動くことで足首への負担が軽減され、捻挫を回避出来ています。

このことから、当院では骨盤・股関節の動き作りやストレッチ指導などを、足関節の治療にプラスして行っています。

最終的には骨盤・股関節の機能強化まで行い、捻挫を回避しやすい身体作りまでサポートさせて頂いています。

 

以上が当院で行っている治療と手技療法についてです。

 

前回、前々回と捻挫についてとお話させて頂きました。

難しい内容になってしまいましたが、少しでも皆様に正しい知識を覚えて頂けたらと思います。

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