院長の独り言

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51.オリンピック選考会

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先日行われた競泳の日本選手権は、リオオリンピックの選考会でした。

 

メディアが沢山取り上げてくれたのでご存じの方も多いかと思いますが。

オリンピック日本代表になるのは、他の世界大会の日本代表になるよりも条件が厳しくなります。

 

 

4年に1度のオリンピックは世界最高の大会であり、スイマーであれば他の世界大会は回避してでもこの選考会には全力で臨みます。

 

 

北島選手が200m平泳ぎの準決勝後に「レベル高っ」と言ったように、日本の競泳界は一部の競技は相当にハイレベルで多くの選手の力が拮抗しています。

有力選手でも油断すれば準決勝・決勝に進めないことが、ままあります。

 

 

ここで代表に選ばれなければ引退、現在の職や競技環境を失うという選手もいます。

こうしたことから4年に1度のオリンピック選考会は、独特のピリピリ感が漂います。

 

 

今年は大会前日に控え場所を確保したのですが、場所取りの時点でけんか腰になるチームもありました。

レースのある日は朝から選手だけでなくコーチやチームスタッフまで目が吊り上っていて、近づきがたい雰囲気になっていることもあります。

 

 

日本選手権中はこんな雰囲気に触れながら仕事をしていました。

私の関わっているチームは地方に本拠を置くチームということもあってか、良くも悪くもそこまで過敏になることは少なかったのですが。笑

 

 

 

選考会で結果を出すために個人的に接骨院に通ってくれていた選手が、パラリンピックの選手も含めて数名いました。

結果から言うと今回は皆さん上手くいきませんでした。

 

 

練習のキツイ時期を共有した選手、限られた時間を動作改善のためにトレーニングを積極的にやってくれた選手...。

彼らの努力が結果として実らなかったことに対して、言葉がありません...。

ふさわしい適当な言葉が見つかりません。

 

 

彼等が今後どのような道を歩んでいくにしても、出来うるサポートを最大限していきたいと思いますし、応援していきたいと思います。

 

選手の皆さん、お疲れ様でした。

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