院長の独り言

院長の独り言
205.ラット Lv.1

トレーニングマシンとしてはよく見かけるマシンかと思います。

一般的には肩と背中を鍛えるトレーニングとなります。

本院ではこのラットプルダウンを3つの段階(レベル)に分けて指導させて頂いています。

 

今回の動画はレベル1で、リラックスして肩甲骨が大きく動くように行います。

リラックスして肩甲骨が大きく動くことが目的なので、バーを下に大きく引いていません。

なお接骨院のこのマシンは特注品でマシンの動きに極力抵抗が出ない仕様なので、このリラックスがしやすくなっています。

 

詳しく見ていきましょう。

ウチでのラットプルダウンでは肩の筋肉(動画の青色のところ)は使わずに背中の筋肉(動画の赤色のところ)を鍛えることを狙っています。

肩の筋肉を使わないとは、肩の筋肉を緩めたままトレーニングを行うということです。

 

このトレーニングは上から下がっているバーを持って行います。

腕はバーから垂れ下がっているようなもので、腕を上に持ち上げる筋肉(青色)はバーを持ってしまったら必要ありません。

 

バーが上に行く方向にはマシンのオモリが常に引っ張っていて肩の筋肉(青色)は使う必要がないのです。

逆にバーを下げる(持ち上げた腕を下に引く)には背中の筋肉(赤色)が働かなければなりません。

 

青色の首~肩の筋肉は、無意識でも使ってしまいがちな筋肉です。

大きな力を発揮する時青色部分の筋肉は、下半身の運動でさえ働いてしまいがちです。

青色部分の不要な筋力発揮は無駄な力みを産み、力・エネルギーのロス、動きを小さくする、繊細な動きを妨げるなどデメリットが多くあります。

 

接骨院ではラットプルダウンのレベル1をこの青色部分の筋緊張を伴わずに肩甲骨を大きく動かすこととしています。

ただ一般のところでは不要な筋緊張を抑えることを優先するところは少ないようです。

そんな訳でこれを見ている方の中には違和感を覚える方がいらっしゃるかもしれません。

 

しかし上記のような理由から健康、パフォーマンスの向上のために肩の不要な筋力発揮を抑えながら行う方法を推奨しています。

我々のやり方をマスターしていくと、障害予防・改善、柔軟性の拡大、効率良い筋力発揮方法の獲得、上半身と下半身の連動などが得られます。

 

このやり方でのラットプルダウン、是非試してみて下さい(^^)/

 

本院のマシンは滑りが良くなるような特殊な加工を施していますので、肩の緊張を生みづらくなっています。

繊細な違いで気付かれない方が多いのですが、一般のマシンでは力を抜きにくいかもしれません。

一般のジムで行う場合などは、こうしたこともご考慮下さいm(_ _)m

 

AILE DU MONDE(エルドゥモンド)というメーカーのマシンであれば滑りが良く、やり易いかと思います。

 

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では動画で紹介しています。

是非ご覧下さい☆

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