こんにちは!スタッフの竹内です!
前回は捻挫についてお話させて頂きました。
今回は足関節捻挫の治療法についてお話させて頂きます!
捻挫の一般的な治療法は大きく分けて二つに分かれます。
- 保存的治療(非観血的治療):RICE療法(rest安静、ice氷冷、compression圧迫、elevation挙上)があり、安静を守らせるために包帯、テーピング、ギプス、シーネを使用します。
一見簡単そうに思える固定の肢位や包帯の巻き方の強さにも善し悪しがあり、難しさを感じています。
また、損傷組織を回復させるために、手技治療、運動療法、物理療法を合わせて行う後療法を固定が施された日から、併用していきます。
- 観血的治療(メスを用い皮膚を切開する外科手術など出血を伴う治療法):第Ⅲ度の捻挫では、関節の不安定性とそれによる再度の捻挫を繰り返すのを防ぐため、通常は手術による靭帯縫合、靭帯再建を行い、後に後療法を行います。
なお捻挫の重症度はⅠ度:靭帯の伸長。Ⅱ度:靭帯の部分断裂。Ⅲ度:靭帯完全断裂。に分けられます。
固定中も出来る限りの筋力強化に努め、固定している部位以外は積極的に動かし、荷重も出来る限り早期に行います。
これによってⅠ~Ⅱ度のものは一般的に治癒します。
私がまだ捻挫についての知識が無いときは、初期の対処が遅れてしまったため、捻挫が完治するまでかなりの時間を費やしてしまいました。
一般的にⅢ度の捻挫には観血的治療を行います。
ただ保存的治療をきっちりと行うことで治癒する症例も少なくありません。
逆に、捻挫だからと甘く見て、治療を見送ったり素人考えの治療をした場合はⅠ~Ⅱ度の捻挫であっても関節の不安定性を残すといったことが見られます。
正確な判断、的確な治療が必要ということですね!
以上が一般的に言われている捻挫の治療についてです。
次回は後療法についてもう少し詳しく当院でも行っている足関節捻挫治療と絡めながらお話させて頂きます。