院長の独り言

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15.一石二鳥の入浴法

寒い日が続きますね。
以前は感じなかったのですが、最近はお風呂に入ってもなかなか温まらないのが悩みの一つでした。
特に温まりにくいのが、お腹・腰~背中まわりの脂肪の厚いところです。他のところは長く湯船に浸かっていればしっかり温まるのですが、この脂肪の厚いところはなかなか温まってくれません。魔法瓶のポットの上から温めているような感じです。
脂肪組織は外の寒さから身体の中を冷やさないようにしてくれるのですが、そこが冷え切ってしまうと今度は中を温めるまでにとても時間がかかります。
最近は身体が温まる前に湯温が下がってしまうため、さらに温かいお湯を足さなければならないような状況でした。
なんとかならないかなぁ、とお腹周りのお湯をスカリングしていたら、んんっ!?
スカリングで流れてきたお湯がお腹に当たったのがとっても温かかったのです!
自分の手からハンドパワーが放出されてそうなるのか?しばらく続けると(それでも1分も続けませんが)冷え切っていたお腹が局所的に熱くなるくらいに感じられてきました。
続けて腰~背中のラインにもスカリングでお湯の流れを当てるとやはり温まりました。
この日はとても寒い日でしたが、湯上り後もこの温まった感は持続した気がしました。

温かいお湯の流れが身体に当たって温まるというのは、バブに代表されるような炭酸泉やジャグジーも大枠同じですね。
温まった感を出すには流れによる水圧の具合や実際の水温と体温の関係などいろいろなものがあるとは思います。スカリングによるお湯の流れの方向性などによっても温まり方が違います。

ちなみにスカリングとは水泳のテクニックで、力を込めずに手を振る(頭をなでる)ように動かして水の流れ(推進力)を得るものです。サーフィンのパドリングにも有効なテクニックです。
力んで腕を動かすと良くないのですが、柔らかく、全身リラックスして手を動かせると肩周りの筋肉もほぐれます。
この入浴法は身体を温めるのと、水泳の技術習得や肩こりの解消にも有効です。一石二鳥、三鳥の入浴法になるかもしれません。
是非お試し下さい☆

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