ウエイトベアリング体操(WB体操)
今回ご紹介するのは構造医学に基づいた運動です。
きちんと行うと非常にキツイ運動です。
下手なトレーニングなんかよりよっぽどキツイので、競技力の高いアスリートに紹介しても敬遠されがちな体操です。^^;
WB体操は骨盤・股関節から脊柱の各関節にしっかりと荷重して、関節の潤滑(動き)を出してくれます。
特に骨盤の中でも繊細な関節面をしている仙腸関節は、治療で芳しい結果が得られなくてもこの体操で状況が一気に良くなることがあります。
見た目にスクワットと似ているので、普通にスクワットをすれば良いと考える方がいらっしゃるかもしれません。
専門的に言うと股関節伸展型のスクワットとは共通点が多いです。
しかし膝関節の屈伸を主体とした、広くスクワットと思われている形とはモノが違います。
膝関節の屈伸を主体としたスクワットでは太ももの前側を中心に下半身の筋力UPが主目的です。
WB体操では筋力UPが目的ではなく関節の潤滑(動き作り)が主目的です。
体感としては背中から脚を中心に全身がしんどい体操です。
しかしキツイ分だけ得られるものも大きいです。
きっちり行うと動かなかったところに動きが出て、窮屈な態勢を強いられるこの体操も徐々に理想に近い形で大きく出来るようになります。
やっている感覚ではどの関節に動きが出たと明確には分かり辛いですが、出来なかった動きが不思議と出来るようになっていきます。
脊柱の動きも出るので体幹トレーニングとしてはなかなか良いトレーニングです(^^)
ウチで指導させて頂くWB体操はトレーニングからの視点が多く盛り込まれているため、純粋な構造医学のWB体操と若干の違いがあるかもしれませんが…
最初はしっかり座れず尻餅をついたり転んでしまう方がかなりいらっしゃいます。
そんなリスクやキツサも覚悟できる方は一度トライされて下さい。笑
上手く出来た時の効果はなかなかのものです。
ここではお一人で行えるやり方をご紹介しましたが、WB体操も補助が付いて行うと更に安全で効果的です。
ご来院時にご希望の方はお声お掛け下さい☆