接骨院の夏季休暇の後半は熊本から鹿児島へ移動し、鹿屋体育大学水泳部の練習を視察してきました。
今年のインカレ(大学日本一を決める試合)まで2週間少しというタイミングで練習にも熱が入ってました^^
これは短距離ブロックの流水プールを使っての練習です。
タバタプロトコルで有名になった、数秒泳いで数秒休む形式のとてもハードなトレーニングです。
流水プールを普段の練習から用いるチームを他に見たことありません。
やはりここの施設、それを使いこなすスタッフは素晴らしいなぁと思いました。
これは流水プールでの映像を記録して、大きなモニターに映しているところです。
自分の泳いだ直後にチェック出来、選手がさらに自分のスマホに記録しています。
素晴らしい!
中・長距離ブロックは屋内50mプールで普通に練習です。
1コース3人ほどで行っていましたから、こちらも素晴らしい環境ですね。
設備の良さはよくよく知っていたました。笑
今回印象に残ったのは練習の雰囲気の良さです。
私は練習2時間前からプールに居たのですが、早い選手は1時間半前位から来て陸上トレーニングに励んでいました。
1時間前にはほとんどの選手がプールサイドで動いていました。
ほとんどの選手が練習前からトレーニングをしていると、やっていない人は物足りなく見えてきます。
こうして意識の高いチームとなっていくのでしょう。
メイン練習ではマネージャーや休憩中の選手が、泳いでいる選手を大きな声で鼓舞していました。
流水プールでの練習は沢山の準備が必要ですが、これもしっかり役割分担されてスムーズに行われていました。
こうした泳いでいない人のサポートが泳いでいる人の練習の質を何倍にも高めます。
指導者の手間が減り、競技そのものの指導に集中出来ることも大きなプラスとなります。
試合中だけでなく、普段の練習からサポートする人のお陰で練習は効果的になります。
また一人一人のやる気がチームの雰囲気を醸成し、士気を高めるのです。
レース自体は一人で行いますが、こうして見ると競泳も立派なチームスポーツですね^^
逆に一人がやる気のない取り組みをしたりすると雰囲気を悪くします。
また誰かが日常生活等で問題を起こすと、指導者はその解決のために本来コーチングに割くべき時間や労力を削られてしまいます。
もちろん競技以外のそうした普段の指導力も指導者に求められているのかもしれませんが…
所属する一人一人によって チームの雰囲気は作られます。
目立つ人も目立たない人でも、一人として例外はありません。
良い雰囲気から一人一人の動き、役割が効果的になってチーム力は上がり、結果を上向かせます。
こうしたことは競技スポーツだけでなく様々に人の集まる集団、組織に共通することかもしれませんね。
あと2週間弱、鹿屋体育大学にはもっともっとチーム力を上げてもらいたいと思います^^