もう30年近く前になりますね。
この種目も鳥取にあるMECCA OF TRAININGと言われるジムで教わったものを、私なりにアレンジして指導させて頂いています。
水泳肩はもちろん、野球肘・肩、テニス肘や一般的な肩痛など上肢に関わる障害、ケガのリハビリ、予防の第一歩となる、超重要なエクササイズです。
胸筋群から肩回りの筋肉の緊張をほぐしてくれる、取り組みやすい種目です。
フラットベンチや洗車に使う脚立を代用して行うと良いですが一般のものは台の幅が広いです。
写真のように肩甲骨の間の背骨のところをバスタオルやポールなどで一段高くして行うと求めたい肩甲骨の動きが出やすくなります。
理想は両手が胸の前で着く位大きく動かすことですが、大きく動かすと切り返し時の負荷が強くなります。
そのために筋肉の緊張が抜けなくなってしまう人が多く見かけられます。
こうしたことから当院では、筋の緊張が出ない程度で大きく動かすよう指導しています。
腕の振り幅に関して、ちょっと誤解されて広まってきてしまっているように感じ、そこは残念に思っています。
腕(肘)を下ろす位置に関しても同様です。
理想は上腕が体幹に対して90°開いた位置に下ろしたいのですが、そこにこだわるあまり首回りなどを緊張させてかえって痛みを誘発した選手も居ました。
私が指導させて頂いているバリスティックレジスタンストレーニングあるいはストレッチショートニングサイクルでは、筋肉が緩んで、伸びて、縮んで、緩んでの繰り返しです。
筋肉のこの活動の繰り返しはトレーニングでもストレッチでも大前提となります。
動画のようにリズミカルに行っていきましょう!