ラテラル・レイズ ~しっかり上に戻すver.~
本来のラテラル・レイズは今回ご紹介したしっかり上に戻す形です。
ではなぜ以前ご紹介したしっかり上に戻さない形の方ばかりを私がお教えするのでしょうか。
それは”上までしっかり戻す形”を最初にお教えすると、毎回きっちり筋肉が緩むように行えなくなる人が非常に多いからです。
毎回筋肉が、緩んで-伸びて-縮んで-緩んで、を繰り返すのがストレッチショートニングサイクル(SSC)の大原則です。
動かす時の形、(例:上腕が体幹に対して約90°になるところで腕を動かす)よりもこの大原則は優先されるべき事項です。
今回のver.を行うにあたってはこの大原則が抜け落ちないよう、くれぐれも留意して行って下さい。
長年指導していると、この大原則を忘れて他のことに気を取られてしまう方を沢山見かけます。
くどいようですがこのver.でも筋肉が、緩んで-伸びて-縮んで-緩んで、を毎回繰り返すことを忘れずに行って下さい。
今回のver.では以前のver.にプラスして腕を内側に大きく、手の甲と甲が着く位捻りながら可能な限り上に挙げるのがポイントです。
しっかりポイントを抑えて行えると肩関節の内旋という内側に捻る動きが大きく出来るようになります。
この肩関節内旋の可動域が大きくなると、競泳が速くなることが知られています。
競泳以外のスポーツでもパフォーマンス向上には欠かせない要素だと思います。
しかしながらこの肩関節内旋という動きを柔らかくするのは一般的なストレッチではなかなか難しいところがあります。
関節可動域には様々な要因が絡んでいるので、このver.のラテラル・レイズだけ行っていれば肩関節内旋の動きが良くなるとは言えませんが。
経験上このエクササイズの効果は抜群です!
是非、お試しください☆
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