少しずつ暖かい日も増えてきました。
三寒四温といった感じでしょうか?
花粉症は嫌ですが、歩行には良い陽気となってきました(^^)
さて、今回の歩行スポットはこちら!
都内らしい夜景だなーと思って撮影したのですが、難しいでしょうか??(^^;
前回はきくち接骨院からこれまでで一番近かったので簡単過ぎるかと思ったのですが…。
案外正解者は少ないようです^^;
正解は新宿区立おとめ山公園でした☆
自然豊かで湧き水からの水場もある素晴らしい公園です。
また江戸時代には将軍家の鷹狩が行われていたところで、由緒ある土地柄でもあります。
園内にペットを連れて行くことのできる公園なので、沢山のワンちゃんも集まります。
夏には人気のホタル鑑賞会も開かれます。
ただ難点は落合崖線という急こう配に沿っているので高低差があり、園内は理想の歩行に不向きだということです(><)
ただ都心のオアシスですから、歩行ついでに立ち寄ったら癒されるかもしれませんね^^
今回こそは歩行の、下半身のポイントに入っていきます。
まず足関節を見てみましょう。(①)
足関節は下部構造である足部の距骨(キョコツ)と上部構造である下腿の2本の骨、内側の骨(脛骨ケイコツ)外側の骨(腓骨ヒコツ)より構成されています。
下部構造の距骨はカカトの上にある骨で、上部構造である脛骨腓骨とは主に距骨滑車という関節面で接触しています。(②)
この距骨滑車、よく見ると前の方が広くカカト側の後ろではやや狭くなっていて骨の幅が平行ではありません。
これは下腿の骨の間を通る際、内側と外側で動くタイミング、方向性に微妙な差があるのが本来の構造ということです。
すなわち足関節が背屈する(つま先が上がる動き=歩行時に踏み込んでいく動き)時、外側の腓骨は内側の脛骨から若干離れてやや内旋(内側に捻じれる)します。
②の青色が内くるぶし(脛骨)の動き、黄色が外くるぶし(腓骨)の動き、赤色が腓骨の内旋の動きです。
足関節が底屈する(つま先が下がる)時は背屈と逆の動きとなります。
曲げ伸ばしの際、若干の捻りを伴うように作られているのが足関節なんです。
歩行の際この本来の構造を活かすために、足部を外側が進行方向に対して左右平行にあるよう立ちます。
そして前々回も示したカカトのやや内側から薬指あたりへ向かう重心移動(③)を心掛けると、距骨滑車の形状から腓骨の若干の内旋を伴いながら足関節が背曲します。
つまり足関節が本来の構造通りに動いて上下の関節面が噛み合い、進行方向に対して垂直に曲がることが出来るのです。
これまでこうした足の置き位置、動きに慣れていないと筋肉の使われ方も当然慣れていません。
したがってこの足位置で歩行しようとしても最初は違和感たっぷり、逆に痛みを伴うこともあるでしょう。
なので最初は歩行する前段階、歩く前の立ち姿勢をこの位置関係にし、歩き始めたら考え過ぎないようにすると良いようです。
歩行の前段階を癖付け、頭の片隅に重心移動の方向性を持って歩いていると徐々に求めたい足関節の動きに近付いていきます。
なおこの本来の足関節の動きが出来ないことが要因となって痛みを生む例は多いです。
足関節自体の痛みや外反母趾はもちろん、膝痛、股関節痛、腰痛の一因になっている症例も多々見てきました。
複雑な話を出来るだけさらっとまとめてみました。
今後補足する必要が出てくるかもしれませんね。
ご質問などございましたら接骨院にて承ります^^