スタッフの嘆き節

スタッフの嘆き節
日本刺繍

朝晩はやっと秋らしい涼しい風が吹くようになってきましたね。

スタッフの水野です。

 

先日、日本刺繍の第一人者である刺繍作家・草乃しずかさんの展覧会に行ってきました。

日常とは全くかけ離れた、雅の世界に浸ってきました。

まず、『源氏物語』に登場する姫君のイメージで刺繡した作品が19点ありました。

特に、「紫の上」「女三宮」「夕顔」「六条御息所」の着物は見事でした。

几帳という部屋の間仕切りをする簾の様なものもセットであり、これも素敵でした。

 

NHK大河ドラマ『光る君へ』の平安時代を想像しながら拝見してました。

 

他に世界平和の思いを込めて制作された作品や、女性を年代ごとに和服で綴る作品もありました。

産着や七五三、振袖、婚礼衣装の打掛、訪問着など、どれも素敵なものばかりでした。

 

洋式のタペストリーやウエディングドレス、ニット、バッグなどにも日本刺繍がちりばめられた作品も数多くありました。

特に印象的だったのが『源氏物語』の夕霧の着物です。

値段が付くとしたら一体いくら位するだろうと皮算用も。(笑)

小さな会場でしたが、どの作品も素敵で感動してしまいました。

大変上品で日本の伝統美を強く感じるものでした。

疲れた心を癒してくれました。(笑)

 

真夏日があれば10度位気温が下がる日があるなど、10月に入っても中々季節が落ち着きませんね。

身体が悲鳴を上げそうですが、どうぞ皆様体調にはくれぐれも気を付けてお過ごしください。

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