院長の独り言

院長の独り言
59.大会シーズン終了。

インターハイ、インカレ、国体、その間にジュニアオリンピックと、競泳全国大会のシーズンが終了しました。

このシーズンまでが夏、終わると一気に秋になる感じです。   期間中は休診になったりして、皆様に大変ご不便おかけいたしました。

 

シーズンを終える度に私自身も年を取るので、疲労感が増す気がします。笑

大会中いつも全力を出しているつもりですが、頭と身体がフレッシュな時とシーズン終盤でトレーナーとしてのパフォーマンスが下がってしまっていないか、気になるようになってきました…

 

 

さて今回話題にしたいのは私の考えるトレーナーとしてのパフォーマンスです。

ケアやトレーニングについてしっかり対応出来ることは当然として。

チーム、状況によって求められること、やってはいけないこと、求められてはいないけれど対応したことが良いことなど。

トレーナーとして取るべき、求められる行動は異なります。

 

 

たまにあるのですが、リレーオーダーを決めるにあたって(メンバーを誰にするのか、順番をどうするのか)意見を求められることがあります。

ケアの際選手と話していることが参考になることもあります。

選手Aは「絶好調です!泳げばベスト出ます!」と言います。

選手Bは「ちょっと肩が痛くて…。今日はA選手の方が速いと思います。」

Aは最上級生でチームを引っ張ってきており、Bも潜在能力を高く買われた後輩でしっかりしています。

2人のベストタイムは同じ位でした。

 

 

会話を額面通りに受け止めるなら選手起用の優先順位はA、Bとなりそうですね。

しかしAは先輩としてチームを引っ張るため、自らにも暗示をかけるようなポジティブ発言をしているのかもしれません。

逆にBは先輩を立てているようで単に自分に自信が持てず、泳ぐ前からダメだった時の言い訳を作っているのかもしれません。

 

 

Aを優先的に起用すれば有終の美を飾れるかもしれませんし、少なくともBはプレッシャーから解放されます。

うまくいけば大会期間中のチームの勢いを大いに増す可能性もあります。

しかしAを優先すればBの成長のきっかけを奪い、来季を見据えたチーム力向上とはならないかもしれません。

 

 

こうした選手の性格やチーム内でのパワーバランスなどを察するのもトレーナーの能力かもしれません。

ただこうしたものはチームと共にする時間がある程度ないと分からないことです。

 

 

意見を伝える前に、絶対に欠かしてはいけないことがあります。

それは選手の現在のコンディションを客観的に把握し、正しく伝える事です。

様々な状況が重なると、この当たり前のことが出来なくなります。

自分でも気付かないうちに情報にフィルターをかけてしまうことがあるので…

 

またこうした問題以前に、チームによってトレーナーはマッサージだけやっていれば良い(それ以外はやらないことが求められる)というところもあります。

 

 

こうしたあらゆる状況を正確に把握した上で必要な役割をきちんと果たすことが求められます。

教科書的なトレーナーの役割だけを果たすのでは、トレーナーとしてハイパフォーマンスを発揮しているとは言えないということです。

言い換えると状況によって取るべき行動も異なり、目の前の1選手にベストの対応をすることがトレーナーの取るべき対応とは限らないと思います。

 

 

様々な状況を整理して、ケアの場面だけでなくチームの一員として最善の判断が出来るだけの頭脳。

仕事が多くなってもケアの質が落ちないだけの体力。

どちらもハイパフォーマンスを発揮出来るよう、あらゆる要件を満たすべくまた頑張っていきたいと思います。

 

 

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東京辰巳で行われたインカレの様子。

オリンピック効果もあって超満員!立ち見客も沢山いました。

 

 

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インカレで帯同した鹿屋体育大学控え場所にある選手の寄せ書き。

こうしたものでチームの志気を高めます。

 

 

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他県の方々から狭い狭いと言われた岩手県のプール。

それでも池江選手の日本記録が出るなど、とても良いプールだと思います!

 

 

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岩手県チーム。

写真のわんこ兄弟を使ったTシャツは全国から高い注目を集めました!

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