Lv2からだいぶ経ってしまい申し訳ありません。
ようやくLv.3をご紹介出来る動画を作成することが出来ました。
これまでのLv.1、2を踏まえた上で今回のLv.3となります。
上手く出来ない時、これまでのLv.1,2のポイントが抜けてしまっているというケースがよくあります。
またバーの握り方が原因で上手くいかないケースもよく見かけます。
基本があっての応用となります。
オモリを引くことが出来るからOKではありません。
効率的な身体動作を身に付けるために、しっかりチェックしていきましょう!
Lv.3では首の後ろまで大きくバーを引いていきます。
バーは大きく引かれていますが首の後ろにバーがある時は、メインで使っている背中の筋肉も緩んでいるのが理想です。
筋力発揮しているのはバーが上に戻ってから下がる、切り返しの一瞬のみ。
この瞬間に爆発的に大きな力を発揮して、あとはそこで得た力の慣性を利用してバーが下がるようにします。
※厳密にはバーが戻る際、軽く重さを感じます。これは筋の予備緊張と言ってケガを防ぐためのものです。
この瞬時に大きな引く力を発揮するために、筋肉がオモリによってしっかり伸ばされることが必要になります。
また動作に合わせた重心移動もポイントです。
重心移動としっかりと筋肉が伸ばされることを意識していくと、全身の筋肉が連動して動くことを感じられるようになります。
引く際にカカトから母指球で地面を抑え、みぞおちを突き出すことで脊柱から股関節を折り込みます。
この動きで脊柱のアーチが高まり、腹筋の活動も感じられ、背中の筋肉が活動して肩甲骨を引き寄せます。
オモリが重ければ肩・首の筋肉も多少使われてしまいますが、積極的に肩・首の筋肉を使うことはありません。
バーの握りが小指からしっかりしていると背中の筋肉を使いやすいです。
上手く背中の筋肉を使えているとかわし動作が大きくなり、最後まで肘は外から後ろに向かい、横から見ると前腕が垂直なままバーを引きます。
少々難しい身体の使い方の学習になるかもしれませんが。
しっかり行うと上下半身が連動し、末端ではなく体幹の筋肉を有効に使う術を学習出来ます。
競泳のプル動作についてはイメージがつきやすいことと思います。
以前あまり筋トレをしなかったK-1チャンピオンがスクワットとラットプルダウンだけはしっかりとやっていたという話を聞いたことがあります。
効率的な身体の使い方で出力を高めるといった観点から、非常に良いトレーニングになるかと思います。
上手く出来ているかどうかを見分けるポイントの一つとして、トレーニング後の柔軟性があります。
疲労感が強くても上手く行えた時は身体が硬くなる(関節可動域が小さくなる)ことはありません。
フォームと合わせてチェックしながら行っていくと効率良い動作・感覚が掴めてくるかと思います。
是非、トライしてみて下さい☆