姿勢

姿勢

  • 立ち姿勢

    立ち姿勢 身長を測るように足から頭までなるべく壁に付けるようにして立ちます。端的に言うと、この姿勢が良い姿勢となります。
    実際やってみると頭・首を壁につけることに、かえって違和感を覚える方もいらっしゃるかと思います。これは現代人が机に向かったりスマホを見るなど下向き・前屈み姿勢になることが多いためと考えられます。

  • 座り姿勢

    座り姿勢 最初に気を付けたいところは足と膝の位置関係です。
    深く腰掛けて膝の真下に踵がくるようにします。こうすると土台がしっかりします。(写真1)

    この土台となった腰の真上に柱である背骨が立ち、てっぺんに頭がきます。
    感覚として、アゴを引いて頭を後ろにおきます。またみぞおちをちょっとだけ出すようにして背筋を伸ばします。こうすると求めたい背骨の状態に近づくようです。



    もう一つポイントは、お尻です。左右のお尻に均等に体重が載るようにします。(写真2)そのために、前後方向から見た足の位置関係も重要になります。足(つま先から踵)・膝の横幅は股関節の幅と同じで平行になるように座ります。
    実際にはこれが意外と難しいんです。座ると肩の高さが違う、首が傾くなどの場合、実はこの体重の乗り方が左右均等でないからということもあります。
    良い姿勢をとるとかえって違和感が出てしまうのは、良い姿勢をとることを妨げる“何か”があるからです。
    “何か”とは筋肉の緊張であったり、関節の問題であったりします。
    例えば、良い姿勢をとるために肩が上がってしまう(持ち上げてしまう)方がいます。この肩を持ち上げてしまう筋肉がその“何か”です。肩は肩甲骨・鎖骨からはじまるもので、体幹という幹にぶら下がった枝のようなものです。枝が幹を支えることはありません。
    ご自身で良い姿勢を作る際は、常時姿勢を気にしないようにして下さい。常時気を付けているとかえって“何か”を緊張させてしまうからです。
    良い姿勢を意識するのは座った(立った)時だけ。一旦良い姿勢を取った後、自然に崩れてしまうのはしょうがないと考えて下さい。

    本院ではこの“何か”も改善していきます。“何か”が改善されると良い姿勢をとり易くなり、長くキープ出来るようになります。そして疲れ辛い、健康体へと繋がっていきます。

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