院長の独り言

  • 院長の独り言
    124.インカレ2019

    今年も競泳のインカレ(全日本学生選手権)が終わりました。

    学生日本一を決める大会であると同時に母校の名誉、威信をかけた学校対抗戦でもあります。

     

    関わった人は皆、「インカレは特別」と言います。

    私にとってもそうで、心身共に疲弊します。笑

     

    試合前日からチーム帯同したので3日半。

    超濃密な時間を過ごして喜怒哀楽がごちゃ混ぜで感情が定まらないような感じです。

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    大会は大いに盛り上がりました。

    我々選手・関係者が会場入りする時間には観客が長蛇の列で待っていました。

    スタンドは写真のように満員でした。

     

    トレーナーをさせて頂いている鹿屋体育大学もチーム一丸頑張りました。

    エピソードを挙げようと思っても枚挙にいとまがありません^^

     

    強いて一つ挙げるなら…男子400mフリーリレーでしょうか。

    レース前のランキングは25^^;

    予選では4人全員がベストで泳ぎ、大幅にタイムアップして16位に。

     

    予選通過ラインギリギリに滑り込みました(^^)

    決勝は9位から16位が決まるB決勝でしたがそこでタイムを2秒以上縮め、さらに順位を4つ上げてくれました!

    もちろん予選からベストメンバーで交代はありません。

     

    長く水泳を見てきましたがリレーメンバー全員がベストで泳ぐこと自体、これまで記憶にない位珍しいことです。

     

    レースでの選手の頑張りは言うまでもありません。

    このレースに至るまで日々の練習やチームメイトのサポートなど、多くのことが良い方向に噛み合っての結果だと思います。

    (前回の院長の独り言もご参照下さい)

     

    個人でなくチームとして良い取り組みが噛み合った時、結果は想像を超えた相乗効果をもたらすという良い例となりました^^

     

    疲労感や感覚が落ち着く頃には国体となります。

    国体にも参加される選手、関係者の皆様、もうひと踏ん張り頑張りましょう!

    インカレで終了した方々にはリフレッシュして頂き、新シーズン・新たな人生が良い方向に向かうよう祈っています。

     

  • 院長の独り言
    123.チーム力上げるサポート②

    接骨院の夏季休暇の後半は熊本から鹿児島へ移動し、鹿屋体育大学水泳部の練習を視察してきました。

    今年のインカレ(大学日本一を決める試合)まで2週間少しというタイミングで練習にも熱が入ってました^^

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    これは短距離ブロックの流水プールを使っての練習です。

    タバタプロトコルで有名になった、数秒泳いで数秒休む形式のとてもハードなトレーニングです。

     

    流水プールを普段の練習から用いるチームを他に見たことありません。

    やはりここの施設、それを使いこなすスタッフは素晴らしいなぁと思いました。

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    これは流水プールでの映像を記録して、大きなモニターに映しているところです。

    自分の泳いだ直後にチェック出来、選手がさらに自分のスマホに記録しています。

    素晴らしい!

     

    中・長距離ブロックは屋内50mプールで普通に練習です。

    1コース3人ほどで行っていましたから、こちらも素晴らしい環境ですね。

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    設備の良さはよくよく知っていたました。笑

    今回印象に残ったのは練習の雰囲気の良さです。

     

    私は練習2時間前からプールに居たのですが、早い選手は1時間半前位から来て陸上トレーニングに励んでいました。

    1時間前にはほとんどの選手がプールサイドで動いていました。

     

    ほとんどの選手が練習前からトレーニングをしていると、やっていない人は物足りなく見えてきます。

    こうして意識の高いチームとなっていくのでしょう。

     

    メイン練習ではマネージャーや休憩中の選手が、泳いでいる選手を大きな声で鼓舞していました。

    流水プールでの練習は沢山の準備が必要ですが、これもしっかり役割分担されてスムーズに行われていました。

    こうした泳いでいない人のサポートが泳いでいる人の練習の質を何倍にも高めます。

    指導者の手間が減り、競技そのものの指導に集中出来ることも大きなプラスとなります。

     

    試合中だけでなく、普段の練習からサポートする人のお陰で練習は効果的になります。

    また一人一人のやる気がチームの雰囲気を醸成し、士気を高めるのです。

    レース自体は一人で行いますが、こうして見ると競泳も立派なチームスポーツですね^^

     

    逆に一人がやる気のない取り組みをしたりすると雰囲気を悪くします。

    また誰かが日常生活等で問題を起こすと、指導者はその解決のために本来コーチングに割くべき時間や労力を削られてしまいます。

    もちろん競技以外のそうした普段の指導力も指導者に求められているのかもしれませんが…

     

    所属する一人一人によって チームの雰囲気は作られます。

    目立つ人も目立たない人でも、一人として例外はありません。

     

    良い雰囲気から一人一人の動き、役割が効果的になってチーム力は上がり、結果を上向かせます。

    こうしたことは競技スポーツだけでなく様々に人の集まる集団、組織に共通することかもしれませんね。

    あと2週間弱、鹿屋体育大学にはもっともっとチーム力を上げてもらいたいと思います^^

  • 院長の独り言
    122.チーム力上げるサポート①

    先日は接骨院の長期休暇を頂き、ありがとうございました。

    この期間インターハイ(高校生の全国大会)への帯同、インカレ(大学生の全国大会)

    へ向けての練習視察などに行って参りました。

     

    今回は熊本で行われたインターハイについて。

    帯同した盛岡南高校16年ぶりの決勝進出という目に見えた結果を残すことが出来ました。

     

    ただ今回は3~4年前から行われるようになったB決勝(予選9~16位)への進出でした。

    17年前は予選8位以上のみの決勝だったので…

     

    B決勝が行われる前は予選9~16位に入る選手がまま居ました。

    しかしB決勝が出来てからは17位~20位くらいまでは来るのですがそれ以上にならなくなっていました。

     

    近年日本の競泳界はトップ選手の持ちタイムと下位の選手の持ちタイムの差が縮まっています。

    つまり標準記録を突破してインターハイに臨んだ選手は持ちタイムが低くても、Bを含む決勝に進める可能性が高いんです。

    つまりあと一歩、いやあと半歩、ほんのちょっとの差で結果が覆ってしまうんです。

     

    これには様々な要因があると思います。

    精神的な問題もあるかもしれませんし、直前の調整、日々の練習の質などなど…

    今回の盛岡南高校ではサポート選手がチーム力を高めたことも、好結果の一因のように思います。

     

    今回のサポート選手は去年に引き続きの3年生1人と1年生の1人でした。

    3年生は去年のインターハイで先生によく怒られていました。笑

    私もいろいろ指示を出すものの、1回で頼んだことが済むのは稀でした^^;

     

    しかし今年は別人のような働きぶりで1年生もつられる様に良い働きぶりでした(^^)

    何度も指示を出そうかと思った矢先に「そろそろ○○しておきましょうか?」と言ってきたことがありました。

    それもただ先読みできるだけでなく、“ここ!”というタイミングまで合っていることがありました。

     

    レースを控えた食事は内容だけでなくタイミングも重要になります。

    予選から決勝に臨む場合、お弁当は食べるタイミングを逃すとそのまま食べることがなくなってしまいます。(サプリメントやパンなどの捕食だけになってしまいます)

    お弁当はチームで注文し、会場の所定の場所に誰かが全員分を取りに行かなければなりません。

    配布開始もあまり早い時間ではありません。

     

    選手は予選後から決勝まで時間が数時間と限られ、休息時間含め分刻みでやるべきことを行っていきます。

    すなわちサポートの人はお弁当を取りに行くタイミングもしっかりしていないといけないのです。

     

    また一日の最後に片付けをして会場を後にします。

    敷物やウォーミングアップの器材、ゴミの片づけなどを行います。

    誰かがどれは持って帰り、それはどんな形で会場に残しておくか把握していなければなりません。

     

    競技終了後に片付けを行うと、どんなに早くても10分はかかります。

    またこの時間は会場全体の帰る人のピークとなるので、バスなどで出る場合は遅れが倍増します。

     

    しかしサポートの人間が競技進行を見ながら空き時間に正確な撤収準備を進めておくと終了と同時に会場を後にすることが出来ます。

    選手が30人居て、撤収まで10分待つとするとこのシーンだけでチームは少なくとも300分無駄にした計算になります。

     

    こうしたことはよくあることで、酷い時はサポートの人が遅刻してチーム全体を待たせるなんてこともあります。

    サポートする筈が逆に足を引っ張ってしまう非常に良くないケースです。

     

    このようにサポートする人の動き次第で選手やコーチ、トレーナーの力を100%以上を発揮させることもあるんです。

    逆にサポートの人への指示や説教などによって試合への集中を妨げられ、肝心の選手への指示に抜けが出る等により、チーム力を下げてしまうこともあります。

     

    熊本インターハイにおける盛岡南高校は、間違いなくサポート力がチーム力を上げました。

    もちろん結果を出した選手も入学時より200mで13秒も速くなったのですから非常に頑張ってくれました^^

     

    今回インターハイにこれなかった選手達にもこの経験を共有してもらい、さらに強い盛岡南高校になってくれたらと切に願います。

    私も今回のサポート選手に負けない頑張りで残りシーズンも頑張っていきたいと思います!

  • 院長の独り言
    121.開成山プール

    7月19~21日に東北水泳大会(インターハイの東北予選)に行ってきました。

    今回は福島県郡山市の郡山しんきん開成山プールが会場でした。

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    このプールは東日本大震災後に出来たプールです。

    それまで福島県には屋内50mプールがありませんでした。

     

    しかし震災が起こり、福島では屋外50mプールの使用が難しい期間がありました。

    そこで立ち上がった多くの方々の努力があり、2017年7月にこのプールが完成したのです。

    本院でも「福島に屋内50mプールを!」ということで署名活動に協力させて頂いた経緯があります。

     

    このプールには関東圏から多くのチームが合宿に行っているようです。

    本院に通う選手でこのプールで合宿したことのある人からも良い評判を聞いていました。

     

    そんな訳で今回の東北大会は、例年と違う思いも持ちながらサポートに向かいました。

    国体等規模の大きな全国大会を開催できる大きな会場ではなかったのですが…

    選手からは「泳ぎやすい!」との声が多く、綺麗でとても良いプールでした^^

     

    東北のチームのサポートが続く限り、この開成山プールへ足を運ぶことになるでしょう。

    今後もお世話になります!

    そして今後の福島、東北の水泳界発展に繋がることを切に願っています!

     

     

    開成山屋内水泳場(郡山しんきん開成山プール)のホームページです。

    https://www.kaiseizanpool.com/

  • 院長の独り言
    120.壮行会

    トライアスロンで活躍中の寺澤光介選手が所属する、

    チームSUNNY FISHさんの集まりに先日行ってきました。

    寺澤選手は岩手県立盛岡南高校水泳部OBで、高校生の時からの付き合いです。

    最近盛岡南水泳部OBといえばオープンウォーターの桑添選手の活躍が目立っています。
    現役生含め刺激し合っていけたらいいですね^^
    さて、寺澤選手も日本トライアスロン連合の強化指定選手となり、
    いよいよ海外の大会に参戦することになりました。

    現在ルワンダとカザフスタンの大会へのエントリーが決まっています。

    今回はその壮行会ということでした。

    挨拶する2選手

    今回の海外大会参戦の経緯などを丁寧に話してくれました。

    写真右が寺澤選手。

    左はチームメイトで同じく海外参戦する浅海選手。

     

    オリンピックはもちろんW杯など大きな大会に出場するためには

    まずポイントを取らないといけないそうです。

    ポイントは指定された大会でしか獲得できず、国内での指定レースはごく限られています。

    こうしたことから海外レースへの参加が不可欠となるそうです。

     

    当日参加された方々はほとんどがトライアスリートで、様々興味深い話を伺うことが出来ました。

    指導者の方との話でいくつかヒントも頂きました。

    今後のサポートに活かしていきたいと思います^^

     

    3時間の会があっという間で、楽しく有意義な時間となりました。

    SUNNY FISHの皆さん、関係者の方々、ありがとうございました!

    皆さんもチームSUNNY FISH、寺澤選手の応援をよろしくお願いいたします!

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  • 院長の独り言
    119.日本選手権

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    GWに第31回フィンスイミング日本選手権が横浜国際プールで行われました。
    フィンスイミングの試合サポートは今回が初めてでした。

     

    やはりその競技の大会帯同をしないと分からない、気付かないことがありました。

    それでもこれまで他の競技の試合帯同の経験が活きたところもありました。

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    その一つが氷の活用です。

    構造医学の頭部冷却の考え方に基づくものです。

     

    試合会場が暑い時はもちろん、集中力を高めたい時にも有効です。

    寝る時間はないけれどスッキリしたい時には最適で、レース間隔が短い

    フィンスイミングの試合には今後も欠かせないかなと思いました。

     

    今回は元々日本代表経験のある選手のサポートだったのですが、なかなか難しい試合となりました。

    初日は代表権を獲得出来ず…

     

    2日目、100mSFで見事に決めてくれました^^

    2人の集中の高め方等からここが勝負!と感じていたので、きっちり実力を発揮してもらえた

    のは良かったです。

     

    ただ強いて言うなら他の種目でも派遣標準記録を突破して2位以内(代表入りの条件)

    に入って欲しかったなぁと。

    元々力のある選手なので、こちらでもっと何か出来たんじゃないかと思ってしまいます(><)

     

    試合後は大概こうした複雑な気持ちになります。

    それでも目標であった2人の日本代表入りを決められたので、達成感を得られた大会となりました(^^)

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    写真は大会最終種目、男子100×4 SF リレーの表彰の様子。

    真ん中の黒いジャージが優勝したATHRA Racing team。

    その中で左下の子供を抱いている長谷川選手と右上の富山選手が

    今回サポートさせて頂き、日本代表を勝ち取った選手です。

     

    10月に長野で開催されるアジア大会に2人は出場します。

    皆さんもご声援をよろしくお願いいたします☆

     

     

  • 院長の独り言
    118.日本選手権

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    4月2~8日、東京辰巳国際水泳場にて競泳の日本選手権が行われました。

    写真のように、毎年この時期は会場に向かう辰巳緑道公園の桜が満開です。

    この道は桜がなくても撮影に用いられる位雰囲気があり、この時期は最高に綺麗ですね^^

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    大会自体、連日メディアで報道されていたように大いに盛り上がったようです。

    写真は7日午後、スタンドから撮影したものです。

     

    日曜日で決勝だったためスタンドはほぼ満席でした。

    男子50m自由形で日本新記録が出たときは物凄い歓声、盛り上がりでした。

     

    オリンピックの競泳会場は現在建設中ですが、ここよりスタンドも大きくなります。

    大きくなったスタンドが満員になり、選手が活躍していることを考えるとワクワクしますね。

     

     

    今回の日本選手権は記録が低調と一部で言われているようですが…

    選手は結果を出すために一生懸命努力をしています。

    「努力をしている人に対して“頑張れ”というのはどうしたものか」という話をよく耳にしますが。

     

    最近私の周りでは、オリンピック目指すならオリンピック目指すなりの努力をしなきゃいけないという話を耳にします。

    これまで関わってきたオリンピック出場を果たした選手達を思い返すとやはりそうだったなぁと思い出します。

     

    元々朝練を5:30からやっていたものをオリンピックを目指す志願者は確かさらに30分、早めて行っていました。

    朝練のある日は毎回です。

     

    他にも2回のスイム練習は減らさず、毎日1時間程度のウエイトトレーニングをプラスした選手もいました。

     

    元々才能ある、力のある選手が1回2~3時間の練習を週に10回行うだけでも、普通に見たら相当な頑張りです。

    それに加えオリンピックを本気で目指した選手はさらに練習時間を長くしたりと+αの取り組みをしていたのです。

     

    もちろん量が増えて練習の質が落ちる訳でなく、集中力や練習へ取り組む姿勢はかえって高まっていたように思います。

    まさに頑張っている上に頑張って、頑張って、頑張って…という感じでした。

     

    トレーニング指導だけの私ですら、通常練習後にまたトレーニングに密着する日が続くのは正直楽ではありませんでした。(^^;

    ただ、今思い返すと濃密で充実した、本当に良い経験をさせてもらった時間でした(^^)

     

    東京五輪を本気で目指している選手のほとんどが、頑張る上の頑張りを追求しています。

    当然“やらさせられる”のではなく、“自ら”です。

    こうした背景があることを踏まえて競技を見て頂けたら、選手がさらに輝いて見えると思います。

     

    来年の日本選手権(オリンピック選考会)への戦いはもう始まっています。

    頑張る選手を応援していきましょう(^^)/

     

     

     

  • 院長の独り言
    117.コナミオープン

    コナミオープンへ選手のサポートに行ってきました。

     

    この時期は今年の日本代表を決める選考会の約一月半前となります。

    これまでの練習がどうだったかの確認、試金石となる大会です。

     

    選考会まで貯めるためこの大会に調整なしで臨む、調整して今のレベルを試すなど

    選手によって臨み方が異なる大会となります。

     

    私の携わっているチームは前者のタイプでした。

    疲労感の残る中、一生懸命泳いでくれました。

    他チームでも順調に自己記録を更新する選手がいれば、サブプールでみっちり練習を繰り返す選手も居ました。

     

    これまで日本代表になったこともある選手と有名なコーチが付きっきりで、長い時間練習に取り組んでいました。

    熱心に取り組んでいたというより噛み合わないものをなんとかしてやろうと、もがいているように見えました。

    試合会場の他チームの人々からも見られてしまう環境でも、なりふり構っていられないという感じです。

     

    その選手の結果を見ると今回は芳しくありません。

    それだけにどんなに有名になってもこうした努力を怠らない姿勢や粘り強さを、

    見習わなければいけないなぁと思いました。

     

    実際調子を大きく崩して代表から遠ざかった選手がこうした取り組みを経て代表復帰した例を

    私自身何度も目撃しています。

    この選手もきっと代表に復帰することでしょう。

     

    写真は会場ロビーに置かれた池江選手へのメッセージボードです。

    彼女にも早く元気に戻ってきて欲しいものですね☆

     

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  • 院長の独り言
    116.みちのく出張

    今年もこの寒い時期に、みちのくは岩手県盛岡市で講習会を開催してきました。

    この写真はトレーニング室のある学校の小体育館。

    室内と言っても暖房を入れなければ氷点下となる外気温とほぼ同じ。

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    東京では考えられない凄い出力のジェットヒーターを用いて講習を行いました。

    私は寒さ対策としてユニクロのヒートテックと超極暖を重ね着し、下は分厚い

    ウインドブレーカー、上はさらにタートルネックなど5枚の重ね着でした(><)

     

    選手も寒いはずですが、Tシャツにウインドブレーカー程度で講習に臨む人がほとんどでした。

    みちのくの選手は寒さに強いですね!

    中にはトレーニングが白熱したのかTシャツになる選手も^^

     

    高校生を対象とした会は、ベースの出来ている選手が多いので応用的なものをやっていきました。

    テーマは強靭な体幹をベースとして四肢をしっかり扱えるようにするといったところでした。

     

    体幹はどんな動作においてもパワーの源です。

    四肢は体幹で生み出したパワーを伝える効果器です。

     

    別の表現をすると体幹は動作の基本軸、四肢は移動軸です。

    体幹がしっかりと動かない軸となるからこそ、四肢の動きはロスのない動作となります。

     

    高校生の講習会については顧問の先生がブログに詳しく書いて下さったので、そちらもご覧ください。

    https://mmst.amebaownd.com/posts/5705760?fbclid=IwAR1mp1fSZvMypdWidcZVVXdhqjVW7KDGVYgRNz-N0HdbVpXOYZ62MZ57zaQ

     

    今回のみちのく出張では小中学生の講習も受け持ちました。

    小中学生には基本軸となる体幹が、真っ直ぐとなるよう講習を行いました。

     

    体幹が真っ直ぐになるとは、手足の動きにつられて体幹が動かないことも意味します。

    したがって体幹と四肢を結ぶ筋肉が緊張しやすかったり、柔軟性が低いことも問題となります。

    また体幹が本当に真っ直ぐかどうかを感覚的に理解するためのトレーニングも必要になります。

     

    ちなみに体幹の軸が真っ直ぐになる水泳のメリットは…

    ・けのびの抵抗が減る

    ・重心が前に乗る

    ・上肢の起点となる肩甲骨、鎖骨が機能的に使いやすくなる

    ・スタートやターンでパワーを大きく得られる

    などなどです。

     

    こうした身体づくりのトレーニングを行った選手に全国や世界で活躍する人もいます(^^)

    「ローマは一日にしてならず」ですが。

    今回参加した選手も成長のきっかけにして、世界へ羽ばたいていくことを期待してます!

     

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    上の写真はジュニア合宿のスイム風景。

    コーチの後ろ姿を懐かしく思う方もいるのでは?笑

  • 院長の独り言
    115.新年の誓い

    あけましておめでとうございます。

     

    年末は慌ただしく、ブログ更新も出来ないまま年を越してしまいました。

    私自身の体調を保つためのトレーニングもおろそかになってしまいました。

     今年はしっかり体調管理する意識付けのために、元旦からほぐしトレーニングを行いました^^

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    昨年、社会人になってスポーツを頑張っている患者様達にご理解頂いたことがあります。

    学生時代の部活やクラブでの競技では、競技の練習だけでなく

    補強となるトレーニングをしっかりと行う環境にあったということです。

     

    部活の時間に対しコートやプールの使用時間に制限があり、その分補強運動

    (ランニングやサーキットトレーニング、ウエイト、ストレッチ等々)

    をさせられていました。

    そうした制限のない恵まれた環境にいたアスリートは、当然優秀な指導者の下でトレーニング

    していた訳で、十分な競技練習の上で補強も行っていたはずです。

     

    この補強のお陰で無意識のうちに基礎体力が付き、ケガのリスクも減らしていました。

     

    社会人になるとその競技が楽しいから続けるので、その競技の試合・練習ばかりになります。

    自ら意識しない限りその競技以外のトレーニング、補強運動を行わなくなります。

     

    競技に特化すると全身がまんべんなく鍛えられる訳ではありません。

    身体バランスは崩れます。

    体力要素には瞬発力と真逆の持久力があったり様々な要素がありますが、ある程度は

    どの要素も高めておかなければスポーツをする基礎的な部分が不足します。

     

    補強運動をせず長く続ければ、不足部分が顕在化し、ウイークポイントから故障に繋がるようです。

    故障をすると楽しい競技の練習や試合を思うように行えず、ストレスにもなります。

     

    つまり長くスポーツを行いたいなら、齢を取れば取るほど専門種目以外のトレーニングも

    怠れないということです。

     

    現代人は様々なことに時間を取られ、トレーニング時間の確保が難しいことも多いでしょう。

    それでも何とかトレーニング時間を確保していけば、怪我無くパフォーマンス低下も抑えられます。

     

    私自身も二十歳前後の若者とサッカーをするとスピードについていけません( ;∀;)

    トレーニング、ランニング不足が顕著になってきています。

     

    きくち接骨院では沢山の社会人のスポーツ愛好家の皆さんがトレーニングもしています。

    私も負けずにやっていきたいと思います!

     

     

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