院長の独り言

院長の独り言
137.腕振り

ここのところ接骨院周辺で歩行をして見かけた風景を挙げています。

前回は都内唯一の路面電車の風景ということで、ラッキー問題だったかと思います^^

あれは接骨院から徒歩6~7分ほど、新目白通りと明治通りの交わる高戸橋交差点からの景色でした。

 

見慣れている人にはどうってことない景色かもしれませんが。^^;

接骨院周辺をよくご存知ない方にとっては新鮮な風景かもしれませんね。

桜の季節には写真を撮りに来る人が沢山居る(以前このブログにも登場した)スポットでした。

 

さて今回も有名な場所ですが、お分かりになりますでしょうか??

のぞき坂

 

歩行について、前回腕振りは重心の調整役というところまでお話しました。

調整役ということは、調整次第で重心移動の仕方が変わってくるということです。

 

後方への腕振りを意識して行うと、体幹部分の重心が前に出やすくなります。

腕振りによって重心が後ろに行こうとするのを、体幹部分が前に緩衝す(釣り合わせ)るように動くからです。

こうして骨盤の前傾やみぞおち辺りが前に出易くなり、脊柱の弯曲が本来のものに近づきます。

 

解剖学的に腕とは肩甲骨・鎖骨から上腕骨、前腕、手を指します。

つまり腕振りは肩甲骨・鎖骨のところから行われるものなんです。

これは重要なポイントとなります。

 

後ろへの腕振りで、肩甲骨はどのように動くのか。

肩甲骨全体は内側に、肩甲骨の下の角が内側斜め上に回転するように動きます。

この動きを理解しておくと歩行における腕振りの重要性が増してきます。

歩行時の背中

鎖骨からいわゆる肩は、胸を張るように後方に動きます。

ただ鎖骨の動きは小さいので意識しづらいかと思います。

したがって歩行時の後方への腕振りでの肩甲骨の動きの理解が、今回のポイントとなります。

 

次回はこの肩甲骨を意識した後方への腕振りの効用を見ていきたいと思います。

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