院長の独り言

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118.日本選手権

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4月2~8日、東京辰巳国際水泳場にて競泳の日本選手権が行われました。

写真のように、毎年この時期は会場に向かう辰巳緑道公園の桜が満開です。

この道は桜がなくても撮影に用いられる位雰囲気があり、この時期は最高に綺麗ですね^^

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大会自体、連日メディアで報道されていたように大いに盛り上がったようです。

写真は7日午後、スタンドから撮影したものです。

 

日曜日で決勝だったためスタンドはほぼ満席でした。

男子50m自由形で日本新記録が出たときは物凄い歓声、盛り上がりでした。

 

オリンピックの競泳会場は現在建設中ですが、ここよりスタンドも大きくなります。

大きくなったスタンドが満員になり、選手が活躍していることを考えるとワクワクしますね。

 

 

今回の日本選手権は記録が低調と一部で言われているようですが…

選手は結果を出すために一生懸命努力をしています。

「努力をしている人に対して“頑張れ”というのはどうしたものか」という話をよく耳にしますが。

 

最近私の周りでは、オリンピック目指すならオリンピック目指すなりの努力をしなきゃいけないという話を耳にします。

これまで関わってきたオリンピック出場を果たした選手達を思い返すとやはりそうだったなぁと思い出します。

 

元々朝練を5:30からやっていたものをオリンピックを目指す志願者は確かさらに30分、早めて行っていました。

朝練のある日は毎回です。

 

他にも2回のスイム練習は減らさず、毎日1時間程度のウエイトトレーニングをプラスした選手もいました。

 

元々才能ある、力のある選手が1回2~3時間の練習を週に10回行うだけでも、普通に見たら相当な頑張りです。

それに加えオリンピックを本気で目指した選手はさらに練習時間を長くしたりと+αの取り組みをしていたのです。

 

もちろん量が増えて練習の質が落ちる訳でなく、集中力や練習へ取り組む姿勢はかえって高まっていたように思います。

まさに頑張っている上に頑張って、頑張って、頑張って…という感じでした。

 

トレーニング指導だけの私ですら、通常練習後にまたトレーニングに密着する日が続くのは正直楽ではありませんでした。(^^;

ただ、今思い返すと濃密で充実した、本当に良い経験をさせてもらった時間でした(^^)

 

東京五輪を本気で目指している選手のほとんどが、頑張る上の頑張りを追求しています。

当然“やらさせられる”のではなく、“自ら”です。

こうした背景があることを踏まえて競技を見て頂けたら、選手がさらに輝いて見えると思います。

 

来年の日本選手権(オリンピック選考会)への戦いはもう始まっています。

頑張る選手を応援していきましょう(^^)/

 

 

 

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