院長の独り言

院長の独り言
体幹損壊

少し前に体幹の重要なパーツである肋骨を負傷した話を書きました。

その中の“肋骨負傷とトレーニング”の回で「体幹部分も剛体として…」などと書きましたが…

 

ご存じの方も多いかもしれませんが、「剛体」とは本来物理、力学の用語です。

本来の剛体とは、決して変形しないような大きさのある物体のことです。

 

つまり身体のどのパーツも決して剛体とは言えませんね。

漢字がなんとなくイメージを伝えてくれると思い、用いてみました☆

 

 

クレーン車は車体を地面に固定させ、クレーンがケーブルを介してモノを持ち上げます。

レッグプレスを行う際をクレーン車に当てはめてみます。

クレーン車レッグプレス

体幹部分は剛体のように動くことはなく、地面に固定された車体の部分となります。

おもりを持ち上げる脚はクレーン部分で、固定された部分に対する移動部分となります。

 

車体が地面に固定されるように、体幹は固定部分として動かないことが重要になります。

固定部分が動かないで安定するがゆえに、クレーンにあたる脚は力強く正確な運動を行うことが出来るのです。

 

人体とクレーン車は似た作りの部分があります。

クレーン車は固定された車体にケーブルが付いていて、

それが伸び縮みすることも併せてモノを持ち上げたり降ろしたりします。

 

人体も体幹部分から四肢へ向かって筋肉が走行しています。

一本一本の筋肉は長くないのですが、単に脚を伸ばすような運動でも多数の筋肉が連動して行われています。

 

レッグプレスを行っている際、体幹部分は剛体のように動かないのが良いのですが、それは骨格系の話です。

中身の筋肉系は大きく伸び縮みしているのです。

そう、クレーン車のケーブルのように。

レッグプレスクレーン

写真の黄色線は、レッグプレスで錘を持ち上げる際にメインで使われるおおまかな筋肉の流れです。

体幹である上半身は見た目動いていませんが、ライン上にある背中の筋肉もしっかりと活動して行うのが

我々の考える良いレッグプレスです。

 

人体とクレーン車の違いは、ケーブルでしょう。

人体でケーブルにあたる筋肉はそれ自体伸縮自在で長さが変わります。

これに対してクレーン車のケーブルは長さが変わらない代わりに巻き上げることが出来ます。

 

人体ではクレーン、車体部分(骨格系)とケーブル部分(筋肉系)

の両方が連動して機能すると、非常に効率的な運動を行えます。

 

 

私がトレーニングで肋骨を悪化させてしまったのは、肋軟骨あたりにヒビが入ったためでしょう。

よく痛めるところなので油断したのですが、肋骨が腐食した柱のように弱体化していたため

筋肉のひっぱりにあっけなく負けてしまったのです。

 

結果、体幹は剛体のような機能を果たすことが出来なくなってしまったのです。

 

肋骨は体幹として非常に重要なのにウィークポイントになってしまったので、

今後も気を付けていきたいと思います。涙

«一覧に戻る

上に戻る